銀行への不信と多様化


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私たちが貯蓄をしたり、金銭を借りたり、資産形成をするときに利用するのは銀行である。

 もっとも、現在では銀行に対する信頼が失われ別の方法により上記行為を行うことが考えられているというのが以下の記事である。

cointelegraph.com

なぜ銀行への信頼が失われたか? 

・銀行による不祥事のため(後述)

・そもそも、銀行を信頼していないから(ミレニアル世代のほとんどがそうであるという)

・銀行のサービスには金がかかるから

フィンテックが台頭してきたから

ビットコインが成長してきたから

 

銀行による不祥事

この記事ではウェルズ・ファーゴを例に挙げている。

kotobank.jp

 ウェルズ・ファーゴは不要な自動車保険の保険料を顧客に強いたことにより、顧客の月々の支払額が不当に増加した。

これに対して、現在、顧客が当銀行を相手に集団提訴をしたという。*1

1年ほど前にも、当銀行の従業員が、勝手に顧客の預金口座を開設するということも行われている。*2

 

ウェルズ・ファーゴのような巨大銀行で上記行為が行われているとなると、銀行に対する信頼が失われても仕方がないと思う。

 

また、EU諸国での銀行は、破綻を防ぐために顧客の口座からの引き出しを防止する措置を検討しているとしているが、このようなことができれば、誰も銀行に金を預けたりしないだろう。

 

他の要因

他の要因として、フィンテックの台頭やビットコインの成長があげられている。ビットコインについては先日3200ドルを超えてますます価値が上がりそうである。これに自己の資産を逃がすことで、貯蓄や資産形成に役立てることが考えられる。

もっとも、仮想通貨の取引は取引所で行うことになるが、サイバー攻撃の危険性もあり取引所に仮想通貨を預けておくことは好ましくなく、取引所破綻の危険も銀行と同様に存在することになる。仮想通貨は自分のウォレットに保管することが良いのだろうが、どんな方法であれ失くしてしまう危険があるように思われる。

 

では、何を信頼するか?

資産を全部自分の手元においてタンス預金のようにするのも考えられなくはない。これは他人が盗んだり災害などにより失ったりしない限り自己責任で保管することが出来るが、資産形成にはならないし、貯蓄という点でも物価や税率が上昇するとなればかえって損することになる。

また、金を借りたりするのも個人間で行うのにはリスクがある。

 

結局のところ、銀行や仮想通貨などに完全な信頼を置かずに、大丈夫なように資産を分散し、目的に応じて使い分けていくのがいいのではないか。貯蓄や借入や資産形成の手段が銀行以外にも増えてきたと考えるのが良いと思う。